『舒克貝塔(シューカーとベイター)』のニューバージョンを手掛ける「皮皮魯総動員」 児童文学IPコンテンツを開発

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4 月 24 日、児童文学作家鄭淵潔氏のベストセラー、『舒克(シューカー)と貝塔(ベイター)』 の3D アニメシリーズの予告編第1号がアップロードされ、10時間で再生数が1000万回を突破した。1989年の2Dバージョンと比べてキャラクターがより立体的に可愛らしくなっている。第1話は今年10月に「騰訊視頻(QQ Live)」にて独占放送される予定。

この全52話のアニメシリーズは「皮皮魯総動員(The Pipilu Company(Beijing) Limited)」と「企鵝影視(Tencent Penguin Pictures)」の共同制作で、主に6歳から12歳までの児童と保護者向けの作品である。オンライン公開前にすでに製作コストの回収を果たしているという。

鄭淵潔氏が「舒克」と「貝塔」の物語を最初に発表してからすでに37年が経過しており、原作は今日に至るまでのべ3000万冊以上を売り上げている。1989年に上海美術電影制片廠が13話のアニメ映画を制作して以来、2度目のアニメ映画化となる。

統計によれば、2018年における児童向けの消費市場規模は4.5兆元(約71兆円)を突破し、毎年約20%の速度で拡大している。しかし、人々に影響を与え、長く愛されるIPコンテンツは非常に限られている。その中で、児童向けIPコンテンツの開発を手掛ける鄭淵潔氏、鄭亜旗氏父子が注目を集めている。

鄭淵潔氏の子であり、皮皮魯総動員の創業者およびCEOである鄭亜旗氏は2012年に父から全てのIPライセンスを取得しており、児童文学作品に係わる様々な出版物、デジタルコンテンツ、多元的な配信チャネルを段階的に開発している。

児童文学書籍に関しては、鄭亜旗氏が13年前に引き継いだ時の販売量は年間60~80万冊であったが、現在は年間約1000万冊に拡大し、500点以上に上る単品出版物の推定販売金額は1.5億元(約23億5000万円)に達している。

音声、動画とオーディオブックなどのデジタルコンテンツは20以上のプラットフォームを通じて配信されている。2015年の「喜馬拉雅(Himalaya)」FMを皮切りに、その後オーディオブックプラットフォーム「懶人聴書(lrts.me)」、物語アプリ「口袋故事(koudaistory.com)」、音楽配信サービス「網易雲音楽(music.163.com)」、読み聞かせサイト「凱叔講故事(Kaishu story)」等インターネットのサービスサイトに参加している。『舒克貝塔』の有料再生回数はのべ5000万回を超えており、読み聞かせコーナー「皮皮魯講故事」は児童向け物語ジャンルで常に高い購読者数を維持している。

2017年、皮皮魯総動員は傘下の一部のトップIPに対して、アニメ、映画、キャラクター商品の開発を順次行っている。ここ2年間、今回アップロードされた6-12歳児童向けの『舒克貝塔』のほか、5-8歳児童向けの『皮皮魯安全特工隊』等様々な年齢層向けの作品を次々と発表している。現在はより低年齢層向けの作品『旗旗号巡洋艦』の制作準備と『皮皮魯総動員』シリーズの実写映画の撮影準備を進めながら、鄭淵潔氏が創造した世界を再現したいと鄭亜旗氏は願っている。

統計によれば、中国の子ども向け遊園地の消費市場は毎年15%の速さで成長しており、2020年には1.5兆元(約23兆5000億円)の規模に達することが見込まれている。2021年における中国のIPライセンス玩具市場だけでもその規模は250億元(約3900億円)を超えるものとみられている。しかし、現段階では低年齢幼児、児童少年向けの市場価値のあるIPコンテンツが不足しているため、玩具開発、遊園地の経営企画を促すIPコンテンツビジネスが必要である。現在、皮皮魯総動員からIP授権を受けた「江西旅游集团」が、中国の江西省南昌市で『皮皮魯安全特工隊』のテーマパークを建設している。

先日、同社はシリーズAで「北極光(Northern Light Venture Capital)」から、シリーズBで「正心谷(Royal Valley Capital)」、「海通証券(Haitong Securities)」傘下の投資会社から資金を調達した。鄭亜旗氏は将来より多くの戦略的投資家を引き入れたいと語っている。
(翻訳・桃紅柳緑)

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