セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録
中国の共同購入型電子商取引(EC)大手「拼多多(Pinduoduo)」が3月20日、2022年10~12月期および12月期通期の決算を発表した。
通期の売上高は前年比39%増の1306億元(約2兆4000億円)だった。10~12月期は売上高が前年同期比46%増の398億元(約7500億円)、米国会計基準(GAAP)に基づく純利益が95億元(約1800億円)と増収増益だったものの、売上高は市場予想の419億5000万元(約7900億円)に届かなかった。
決算発表後、拼多多の株価は92ドル(約1万2000円)から大幅に下落し、一時は約75ドル(約9700円)の安値をつけた。時価総額は人民元で約1100億元(約2兆円)減少した。現在も株価回復の兆しは見えない。
米ブルームバーグは決算発表の翌日の3月21日、拼多多のアプリの複数のバージョンからマルウエア(悪意のあるプログラム)が見つかったため、米グーグルが拼多多のアプリをGoogle Playから削除したと報じた。
グーグルの広報担当者は、同社がこの問題について調査を進めていると明らかにした。グーグルが提供するAndroid(アンドロイド)向けセキュリティ サービス「Google Play プロテクト」は、すでに拼多多アプリのダウンロードをブロックしており、同アプリをダウンロードしたユーザーに対してはアンインストールを促す警告を表示している。
グーグルは現在のところ、拼多多傘下の越境ECアプリ「Temu」については言及しておらず、同アプリは通常どおりダウンロードできる。
*23年3月23日のレート(1元=約19.1円、1ドル=約131円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録