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中国のVR(仮想現実)デバイスメーカー「大朋VR(DPVR)」がこのほど、1億元(約19億円)超の資金調達を完了した。出資者は「青島微電子創新資本」など。
2015年4月に設立された大朋VRは、中国で最も早く誕生したVRデバイスメーカーの1つとして知られる。同社の主な製品は、パソコン(PC)接続型のVRヘッドセットとオールインワン型のVRヘッドセットの2種類に分けられる。主な収益源はPC接続型で、22年に発売した「大朋E4(DPVR E4)」が現在の主力製品となっている。
同社によると、大朋E4は4Kディスプレイとリフレッシュレート120Hzを兼ね備えた世界初のVRデバイスで、前後上下左右の動きを検知する6DoFを採用し、より没入感のある体験を提供するという。重量もわずか285gと軽量で、長時間の使用でも負担が少ない。
IT専門調査会社IDCのデータによると、AR(拡張現実)を含むVRヘッドセットの22年の世界出荷台数は、前年比20.9%減の880万台だった。メーカー別の出荷台数は、米メタが8割のシェアを占めて圧倒的1位だった。2位はバイトダンス傘下の小鳥看看科技(Pico Technology)、3位には大朋VRが入った。以下、4位は宏達国際電子(HTC)、5位は愛奇芸(iQiyi)と2〜5位を中国勢が占めた。22年は世界のVR市場がやや縮小したが、中国市場ではVRデバイスの出荷台数が初めて110万台を上回るという好成績を収めた。
*23年3月26日のレート(1元=約19円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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