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中国の新興電気自動車(EV)メーカー「火星石科技」が、倒産の危機に直面している可能性が取りざたされている。同社は中国電動スクーター大手「小牛電動(Niu Technologies)」を創業した有名起業家、李一男氏が設立したEVメーカーとあって、当初から大きな期待を集めていた。
火星石科技の前身、牛創新能源は2018年に設立され、21年にEVブランド「自遊家(NIUTRON)」を打ち出した。22年10月に社名を火星石科技に変更し、NIUTRON初のモデルとして中型SUV(スポーツ用多目的車)の「NV」を発売。純電気自動車(BEV)タイプとレンジエクステンダータイプを用意し、価格は27万8800~31万8800元(約530万~600万円)に設定した。同社の発表によると、2タイプ合わせた受注台数は2万4376件に上った。納車は同年12月中に始まる予定だった。
ところが12月7日、NIUTRONは微博の公式アカウントで「予定していたNVの納車ができなくなった」「入金済みの顧客には48時間以内に全額を返金する」との説明と謝罪文を発表。その後の動向に注目が集まっていた。
そしてこのほど、NIUTRONの公式サイトと公式アプリがサービスを停止し、微博の公式アカウントの全ての投稿が削除されていることが明らかになった。現在のところ、火星石科技から公式なコメントは出ていない。しかし、李一男氏が電動スクーターの次に見たEVづくりの夢は、すでに終わりに近づいているとの見方が大勢を占めている。
*2023年4月6日のレート(1元=約19.1円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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