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中国江蘇省蘇州市の蘇州工業パークで24日、日本の光学機器大手オリンパスの中国医療機器製造・研究開発拠点プロジェクト調印式が行われた。プロジェクトの初期投資額は約6000万ドル(約80億円)で、製造、研究開発、調達・販売、ソリューションが一体となった同社の総合グローバル戦略拠点にしていくため、製造や開発機能の強化を続けていく。
同社が中国に医療機器製品の製造・研究開発拠点を設けるのは今回が初めてで、主力製品を日本以外の地域で製造するのも初めてだという。
同社のナチョ・アビア最高経営戦略統括責任者は同パークに製造・研究開発拠点を設けることについて、同社にとっての戦略上のメリットに加え、産業やイノベーション、ビジネスの環境などさまざまな面から考慮した結果であると説明。同社は中国の未来に大きな自信を持っていると強調した。
同パークではここ数年、世界の先進医療機器企業の集積が加速している。米国企業ダナハーの診断プラットフォーム研究開発・製造拠点、スイス企業ロシュの病理診断およびシステム試薬製造拠点など、多数の国内外のリーディングカンパニーが相次いで拠点を設け、これまでに24種類の製品が中国国家医療機器イノベーション新製品承認の審査を簡素化する優遇措置を受けた。同パークでは今後も引き続き産業エコシステムやビジネス環境の最適化に取り組み、世界的な影響力を持つハイエンド医療機器産業クラスターやイノベーション発信地の形成を目指す。(新華社蘇州)
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