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米スターバックスが2023年1~3月期(4月2日まで)の決算を発表した。売上高が前年同期比14.2%増の87億2000万ドル(約1兆1772億円)で、純利益が34.7%増の9億800万ドル(約1225億円)となり、市場予想を上回った。
特に「ゼロコロナ」政策の大幅緩和により、中国市場での業績が回復しており、売上高が3%増の8億ドル(約1080億円)に迫った。既存店売上高は3%増と、21年第3四半期以降初めてプラスに転じた。4月2日時点で同社は中国で6200以上の店舗を運営しており、うち新規出店は前四半期より倍以上増の153店舗だった。
スターバックスは中国でデリバリーサービス「専星送(Starbucks Delivers)」も展開しており、現在は毎日5000人以上の専属配達員が、注文から平均19分で安定した品質のコーヒーを顧客に届けているという。「専星送」による販売額は前年同期比21%増え、販売額全体に占める割合は23%に達した。
22年9月に発表された「2025中国戦略ビジョン」によると、スターバックスは25年までに中国300都市で9000店舗を展開し、従業員を3万5000人増員して約9万5000人とする方針だ。
*2023年5月6日のレート(1ドル=約135円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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