ファーウェイ23年1~3月期、売上高0.8%増 純利益は推定約590億円と過去最低

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

大企業注目記事

ファーウェイ23年1~3月期、売上高0.8%増 純利益は推定約590億円と過去最低

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は4月28日、2023年1〜3月期の売上高が前年同期比0.8%増の1321億元(約2兆6000億円)、純利益率が2.3%だったと発表した。純利益の具体的な額は公表していないが、30億3800万元(約590億円)と過去最低だったとみられる。

ファーウェイの22年の純利益は、前年比68.7%減の356億元(約6900億円)だった。同社は22年決算の発表会で、純利益が大幅に減少した原因を2つ挙げた。1つ目は、スマートフォンなど端末事業の売上高が大きく落ち込み、営業利益が低迷したこと。2つ目は、米政府による制裁下で事業の連続性を保つため、研究開発費を大きく積み増したことだ。

ファーウェイは19年5月、米政府が原則的に輸出禁止の対象とする「エンティティー・リスト」に加えられて以降、ソフトウエアやチップなどの供給を絶たれ、自社開発の道を選ばざるをえなくなった。同社は現在、研究開発への資金投入を強化し続けている。

ファーウェイ22年決算、売上高は約12兆4000億円 純利益は68.7%減

*2023年5月7日のレート(1元=約19.5円)で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録