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中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は4月28日、2023年1〜3月期の売上高が前年同期比0.8%増の1321億元(約2兆6000億円)、純利益率が2.3%だったと発表した。純利益の具体的な額は公表していないが、30億3800万元(約590億円)と過去最低だったとみられる。
ファーウェイの22年の純利益は、前年比68.7%減の356億元(約6900億円)だった。同社は22年決算の発表会で、純利益が大幅に減少した原因を2つ挙げた。1つ目は、スマートフォンなど端末事業の売上高が大きく落ち込み、営業利益が低迷したこと。2つ目は、米政府による制裁下で事業の連続性を保つため、研究開発費を大きく積み増したことだ。
ファーウェイは19年5月、米政府が原則的に輸出禁止の対象とする「エンティティー・リスト」に加えられて以降、ソフトウエアやチップなどの供給を絶たれ、自社開発の道を選ばざるをえなくなった。同社は現在、研究開発への資金投入を強化し続けている。
*2023年5月7日のレート(1元=約19.5円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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