中国の小型ヒューマノイド「Booster Robotics」、230億円調達——受注800%増、世界20カ国へ展開
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中国の人型ロボット(ヒューマノイド)企業「加速進化(Booster Robotics)」はこのほど、約10億元(約230億円)を調達した。北京高精尖産業基金、京国盛基金、華控基金が主導し、レノボ・グループ傘下の投資会社「聯想之星(Legend Star)」なども参加した。資金はグローバル供給ネットワークの構築、モデル・アルゴリズム開発などに充てられる。
Booster Roboticsは2023年に北京で設立され、軽量で機動性が高く、耐衝撃性に優れた小型ヒューマノイドの開発に注力している。競技と教育の2本柱を戦略に掲げ、ヒューマノイド本体に加え、OSや開発ツールを含むプラットフォームの構築を進めている。
同社は、ロボット競技で存在感を高めている。2025年のロボット競技の国際大会「ロボカップ(RoboCup)」では、同社が支援した清華大学「火神」チームが、成人サイズ部門で優勝した。28年の大会史上、技術水準が最も高いとされるヒューマノイド部門での中国勢初の頂点となった。
主力製品「Booster K1」は身長約95センチ〜1メートル、体重約19.5キログラムの小型ヒューマノイドで、価格は3万9900元(約90万円)から。これまでに累計1000台以上を出荷し、導入先は世界20カ国以上・400超の顧客に広がっている。
受注も急拡大しており、2026年1〜2月の新規受注数は前年同期比800%以上増加、受注残額は数億元(数十億円)に達している。

*1元=約23円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)