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中国の車載電池大手「国軒高科(Gotion High-Tech)」は5月10日、同社の完全子会社「合肥国軒高科動力能源(Hefei Gotion High-tech Power Energy)」が、独フォルクスワーゲン(VW)グループから電池セルのサプライヤーに指定されたと発表した。
合肥国軒は、VWグループの中国国外市場向けサプライヤーとして、駆動用のリン酸鉄リチウムイオン(LFP)電池セル「Unified Cell」(VW独自規格の角形電池セル)を供給する。
国軒高科は、VWグループから中国市場向けの三元系電池セルおよびLFP電池セルの供給元に指定されたのに続き、中国国外市場向けのLFP電池セルの供給元に指定されたことで、市場がさらに大きく広がるとの見通しを示した。今回供給が決まったLFP電池セルは、中国市場向けと設計・仕様が同じで、VWグループの新エネルギー車(NEV)全車種に搭載される。
国軒高科によると、同社の2022年の生産能力は100ギガワット時(GWh)を超え、駆動用電池の搭載量は前年比で107%増となった。特に海外事業では352%増と大きく伸びた。
(36Kr Japan編集部)
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