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中国のカフェチェーン大手「瑞幸咖啡(luckin coffee、ラッキンコーヒー)」が6月5日、福建省厦門(アモイ)市に国内1万店目をオープンした。1万店の大台に乗ったカフェチェーンは中国では初となる。
ラッキンは2018年に設立され、ジェットコースターのように起伏の激しい道のりを歩んできた。19年5月に設立からわずか18カ月と史上最速での米ナスダック上場を果たしたが、翌20年4月には不正会計が発覚して上場廃止に追い込まれ、経営陣も刷新された。
そのラッキンが、窮地からの復活を果たした。22年12月期通期決算は、売上高が前の期比66.9%増の132億9300万元(約2600億円)だった。新型コロナウイルスの流行中だったにもかかわらず、年間の売上高が初めて100億元(約1960億円)の大台を突破した。営業利益は11億5600万元(約226億円)、営業利益率は8.7%に達し、前年の5億3900万元(約100億円)の赤字から一転、初めて黒字に転換した。
中国での店舗数は22年末時点で8214店(うち直営5652店)に達していた。米スターバックスの23年1月1日時点の店舗数は6090店だった。この時点で、ラッキンは中国で最も店舗数が多いカフェチェーンとなっていた。
*2023年6月7日のレート(1元=約19.6円)で計算しています
(36Kr Japan編集部)
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