中国のアニメ映画「マスターオブスキル」、7月8日に日本公開

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【新華社北京6月7日】中国電子書籍大手の閲文集団(チャイナ・リテラチャー)はこのほど、傘下の上海閲文影視文化伝播(閲文影視)と万達影視伝媒(万達影視)が制作したアニメ映画「マスターオブスキルFor the GLORY」を7月8日に日本で公開すると発表した。中村悠一、内田雄馬、福山潤など著名声優に加え、バーチャル配信者の甲斐田晴、シェリン・バーガンディらが声を担当する。  

同作は中国のネット小説「マスターオブスキル全職高手」の前日譚で、天才プロゲーマー葉修(イエ・シュウ)がチームを結成し、リーグチャンピオンを目指す物語。小説は2011年に同集団傘下のサイト「起点中文網」で連載が始まり、サイト内で初めて課金額千元(1元=約20円)以上の読者が千人を超え、100万元を売り上げて「千盟書」と呼ばれるようになった。  

タイ語、韓国語、ベトナム語版なども多くの読者を獲得し、日本語版は15年にアニメ関連商品販売企業アニメイト傘下のリブレが出版。21年には改編漫画「追放されたゲーマーは最強武器で無双する」が漫画アプリ「ピッコマ」で発表された。  
ネット通販サイトのアマゾンで日本語版小説を購入した読者は「文章、ストーリー、設定など、日本のネット小説よりしっかり『小説』している」という感想を残している。  作品の人気が高まり、主人公の葉修も大勢のファンを得たほか、関連イベントがしばしばSNSの検索上位ワードに登場するようになった。閲文集団が5月29日に上海で葉修の26歳の誕生日会を開いたところ、ファン数百人が駆け付け、中国の短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」の検索ランキングにも「葉修が26歳に」「全職高手」などの関連ワードが登場した。

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