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ロボット掃除機を中心とする中国発のスマート家電メーカー「追覓科技(Dreame Technology)」(以下、ドリーミー)は、本格的に日本市場に参入した。16日に東京都内で行われたメディア向けの新製品交流会で明らかにした。
2017年に設立された同社は、AIロボット掃除機、コードレス掃除機、水拭き掃除機、ヘアドライヤーなどの主力製品を展開している。世界トップクラスの高速モーターやマシンビジョンなどのコア技術を強みに、わずか約6年間で、2000人規模にまで急成長を遂げており、現在中国、アメリカ、ドイツ、フランス、韓国など世界120以上の国・地域でサービスを提供している。
設立以来、スマホ大手・シャオミ、米VC・IDGキャピタルなどの著名投資機関より大きな関心を集め、6回もの資金調達を完了しており、ユニコーン企業入りを果たした。
ドリーミーの創業者兼CEOの俞浩氏は、中国トップの清華大学出身で、航空宇宙学を専攻した。同じく名門校出身のコアメンバーとともに、掃除機の最も核となる部品である高速デジタルモーターを開発した。
高速デジタルモーターのほか、アルゴリズム、流体力学、ロボット制御においても実績を作り上げ、22年12月末時点で世界で1610件の特許を取得している。また、全自動化された「スマート工場」を構築し、年間生産能力1000万台以上の量産を実現できるロボット業界でのリーディングカンパニーとなっている。
今回、日本市場に投入したのはロボット掃除機と水抜き掃除機などの6機種で、エントリーモデルからハイエンドモデルをカバーしており、独身世帯、子育て家庭、高齢者家庭などさまざまな使用シーンに対応する。
中でも、注目すべき目玉商品は、同社が誇る最高峰の技術を惜しみなく搭載したハイエンドモデルのAI掃除ロボット「DreameBot L10sUltra」だ。クリーニングステーションを搭載し、水タンクへの給水、モップの自動洗浄・乾燥、ゴミ自動収集までを全自動で行えるスマートロボットとなる。また、高度なAI+3Dマッピングシステム、RGBカメラ及び3D物体回避技術を導入することで、家の環境をすばやく認識でき、障害物にも対応したスムーズな清掃を実現する。
また、水拭き掃除機も来場者の注目を集めた。水拭き掃除機というカテゴリで、同社は2022年の中国市場でシェア第2位を獲得したそうだ。
今回紹介されたのはフラグシップモデルの「Dreame H12 Pro」。ゴミの吸引、床の水拭き、モップの自動洗浄を一台で行えるコードレス掃除機で、業界最強クラスとなる16,000Paの吸引力を実現、4000Ahの大容量バッテリーを搭載し、最大35分間連続清掃が可能になる。
イベントでは実際の体験や実演が行われ、地面にこぼれたお粥、コーヒー、生卵までラクに吸引し、きれいに掃除できたことから会場内で驚嘆の声が響いていた。
ドリーミーは、21年に日本法人「ドリーミー・テクノロジー・ジャパン」を設立し、今年から事業を加速させたという。同社のゼネラルマネージャー・高野亮子氏は、今後成長を見込む日本市場を見据えて、日本の優秀な現地人材を積極的に採用し、より良いサービスの提供を目指していきたいと話した。
(36Kr Japan編集部)
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