恒大、独トップメーカー「Hofer Powertrain」と提携 世界最高水準のパワートレインを共同で開発

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7月24日、健康医療や新エネルギー車の事業を手掛ける恒大健康産業集団(Evergrande Health Industry)はドイツの自動車動力工学分野のトップメーカーHofer Powertrain(ホーファ・パワートレイン。以下、Hofer)と戦略的提携に合意したと発表した。両社がドイツに設立した合弁企業「恒大徳国hofer動力科技公司(Evergrande Hofer Powertrain)」は、恒大健康とHoferがそれぞれ67%、33%の株式を保有し、Hofer創業者Johann HOFER氏が取締役会長に就任する。

ドイツに拠点を置く同社は、Hoferから自動車パワートレイン分野の最先端技術と最高峰の開発製造チームを獲得し、世界レベルのEV駆動用モーター、クラッチ、トランスミッションの3機構統合(スリーインワン)パワートレインのコアテクノロジーアプリケーションを開発すると同時に、世界の先端を行く開発生産基地を中国に建設することを目指しているという。

Hoferは、ドイツ、米国、英国、イタリア、オーストリア等の国々に研究機構15カ所と合弁生産工場4カ所、800名を超える工学研究者と専門のエンジニアチームを擁しており、コアテクノロジー、専門チーム、世界への影響力などにおいて強みがあるため、恒大健康にとっては魅力的な提携先である。

自動車業界への進出を宣言してから、恒大健康は買収と提携をすでに複数回実施している。今年1月にはスウェーデンの電気自動車メーカーNEVS、車載電池メーカーCENAT(セナット、上海市)を買収したほか、スウェーデンの自動車メーカー「ケーニグセグ・オートモーティブ(Koenigsegg Automotive AB)」と合弁会社を設立し、その後は世界最先端のハブモーターメーカーであるオランダe-Traction社と英国Protean社を買収した。

積極的にグローバルな提携を進めてきた恒大健康は現時点で自動車開発、パワーバッテリー、電気自動車用モーター、電子制御を含む各種世界最高水準の自動車製造技術を擁している。先日、天津工場で電気自動車(EV)の「国能93(NEVS93)」のラインオフ式を実施し、量産に入ったほか、上海、広州、瀋陽等の新エネルギー自動車工場の建設を急いでいる。
(翻訳・桃紅柳緑)

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