動画投稿アプリの「TikTok（ティックトック）」は、早ければ8月にも米国版アプリに独自のオンラインストアを立ち上げる予定だという。アマゾンやSHEIN、Temuなどの電子商取引（EC）プラットフォームと直接競合することになる。米メディア「Semafor」が6月28日に報じた。

TikTokの既存のEC機能「TikTok Shop」では、出店者が少額の手数料を支払って商品を販売する仕組みとなっている。一方、新たに立ち上げるオンラインストアでは、TikTokが商品を調達して在庫を確保し、物流や顧客サービスなどの事務処理も担当する。関係者によると、ほとんどの商品は中国のメーカーから仕入れるという。

6月21日付の英フィナンシャルタイムズによると、TikTokの広報担当者は取材に応じ、英国で新たな小売機能をテストしていると明らかにした。しかし、米国での動きについては言及しなかった。

猛進撃の中国発越境ECアプリ「Temu」、間もなく日本上陸か

（36Kr Japan編集部）