アジア大会、9月23日に中国・杭州で開幕。初のコアシステム、アリババクラウド上で運用

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新型コロナの影響で1年延期された第19回アジア競技大会が、2023年9月23日から10月8日まで中国・杭州市で開催される。アリババクラウド(阿里雲)は、大会のデジタル化を推進するため、初めて同大会のコアシステムをクラウド上で運営すると発表した。なお、杭州市はアリババグループの本社所在地でもある。

アジア大会をよりインテリジェントかつ持続可能で効率的に運営するため、アリババクラウドの高度な技術を活用することで全面的にサポートする。コアシステムは、ゲーム・マネジメント・システム(GMS)、結果配信システム(RDS)、ゲーム・サポート・システム(GSS)から構成される。これにより、競技結果、情報配信、医療、宿泊、食事および交通などアジア大会に関わる情報システムはすべてアリババクラウド上で運用可能になる。

さらに、大会史上初めて、放送権者(RHB)がパブリック・クラウド・インフラを通じてライブ映像を受信する大会にもなる。アリババクラウドは、大会期間中、5000時間以上のライブ映像を68もの高画質(HD)および超高画質(UHD)フィードで送信する予定。 

アリババクラウドは、これまでに東京オリンピックや北京冬季オリンピックなどの大規模な世界的スポーツイベントを成功裏に導いた実績があり、アジア大会においてもその高度な技術と経験を活かしていく。

特に注目すべき点として、今回の大会では陸上や水泳だけでなく、囲碁や中国将棋などのボードゲーム、スカッシュなどアジア独自の競技も行われる。また、eスポーツも初めて正式競技に採用された。

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(36Kr Japan編集部)

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