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36krが入手した情報によれば、人材サービスのインターネット企業「小美科技(Smile Melody)がシリーズA+で数百万ドル(約数億円)の資金調達を近日中に完了する。出資者は未公表。調達した資金は新サービス「抖聘(doupin)」のバージョンアップや市場開拓に充てられる。抖聘はすでにダウンロード可能だという。小美科技は2015年に「零一創投(01VC)」と「極客帮創投(GeekFounders)」からエンジェルシリーズで数百万元(数千万円)の資金調達を行い、その後シリーズAで数百万ドル(数億円)の資金調達を行った。

抖聘はショート動画で企業のイメージと求人情報を紹介するアプリで、通常のショート動画アプリと同じ感覚で使用できる。レコメンドページでショート動画を視聴し、興味があれば画面をスライドするだけで企業や求人情報の詳細を閲覧したり、オンラインで企業の担当者と会話したりすることができるという。

設立当初の2014年、小美科技はサービス業に特化したオンライン求人サイトを運営したが、その後サービスを集約させ、サービス業からすべての業種に広げた。

小美科技の創業者・劉柯志氏はこれまで提供してきたサービスを振り返った上で、求人情報サイトを次の二種類に分けている。一つはデータ型。求人側にデータを提供するのみで、オフラインのサービスを提供しない。「前程無憂(51job)」、「58同城(58.com)」、「Boss直聘(bosszhipin.com)」などが代表例だ。もう一つは、サービス型。オフラインのサービスも提供し、求人側のニーズに応える。「猟聘(liepin.com)」、「人瑞(renruihr.com)」などがあり、採用業務代行を主な収益源とする。

劉氏は、現在の求人情報サイトは同質化が進行していると指摘する。なかでも、AIによるマッチング、担当者との直接対話、履歴書のパッケージサービスの3点は多くのサイトで行われており類似点も多い。AIによるマッチングに関して、採用業務におけるAIの使用はまだ初期段階で、AIでの対応が難しい感性的な部分も多い。それから、担当者との直接対話は、すでに採用業務のスタンダードとなりつつあり、差別化のポイントにはならない。履歴書のパッケージサービスは、求人側が費用を支払い、求職者の履歴書を大量に入手するもので、これも長年続いてきた古いモデルだ。したがって、現在の市場で台頭するためには、既存のものより効率のよいサービスを提供しなければならないと小美科技は考えている。

自身の位置づけを見直した結果、同社はアクティブで自らを表現したいと考える若者を対象に、営業、販売、講師、外国語人材、弁護士などのような、特に見た目の印象が重要とされる職種において、より良く自己表現できるプラットフォームを提供することにした。履歴書のほか、求職者もショート動画をアップロードすることができ、自身を多角的にアピールすることができる。また、求人側からすれば、採用活動は企業宣伝の一環でもあり、職務内容のほか、企業の価値観、社内の雰囲気などを発信していくことも必要とされる。

同社のビジネスモデルは企業向けだ。これからの主な収益源は、企業の需要に合う求職者を推薦するサービスと、企業のブランドディング、動画撮影の代行など採用活動を支援するサービスの2つだと考えている。
(翻訳:小六)

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