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中国家電大手のTCL科技集団がこのほど発表した2023年1~9月の業績予想は、売上高が前年同期比4.0%~6.0%増の1316億900万~1346億900万元(1元=約20円)、親会社株主に帰属する純利益が5.5~6.0倍の15億4100万~16億9100万元だった。非経常項目を除く純損益は前年同期の18億8700万元の赤字から4億6700万~5億4700万元の黒字に転換した。
同社は半導体ディスプレー業務、新エネルギー・太陽光発電、半導体材料業務を主力事業と位置づけるとともに、業務構造の改善を続け、本業の発展に注力、世界のリーディング企業になるとの戦略的目標を掲げている。
1~9月は主力事業に焦点を当て、経営の強靱(きょうじん)さを高め、ビジネス戦略を最適化、業績のプラス成長を達成した。うち半導体ディスプレー分野では、世界の最終販売量は低迷が続いているが、端末が大型化する中で販売面積が増え続け、大型製品は利益率の大幅な改善が見られた。中型製品のシェアも上昇し、一部のIT製品価格が持ち直した。同社は大型化・ハイエンド化戦略を続行し、中型IT製品や車載端末などへの布石を加速させ、小型製品市場での地位を固め、仮想現実(VR)・拡張現実(AR)と専用ディスプレー市場を開拓し、半導体ディスプレー分野の7~9月の利益は前年同期比と前四半期比でいずれも大幅に増加した。(新華社北京)
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