中国通信機器大手ZTE、7~9月期は減収増益

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中国通信機器大手の中興通訊(ZTE)が23日に発表した2023年第3四半期(7~9月)決算は、売上高が前年同期比12.4%減の286億8800万元(1元=約20円)、純利益が5.1%増の23億6900万元だった。1~9月は売上高が3.4%減の893億9千万元、純利益が15.0%増の78億4千万元となった。
 
事業別にみると、通信キャリア向けはネットワーク関連の主要製品市場でリードを維持した。第三者機関の報告書によると、第5世代移動通信システム(5G)基地局、5Gコアネットワーク、光ネットワーク向け200Gポートなどの出荷台数がいずれも世界2位となっている。
 
政府機関・法人向けは7~9月、サーバーやメモリ、次世代データセンター、データセンター向けスイッチ、光伝送、データベース、クラウドPC(パソコン)といった主力製品を武器にインターネットや金融、電力などの業界大手企業への営業を強化し、成果をあげた。産業現場ネットワークと企業向けデジタルプラットフォーム「デジタルネビュラ2.0」を組み合わせることで、工業、鉄精錬、交通、鉱山、デジタルシティーなどの分野でパートナー企業を1千社以上に増やし、工業団地の建設やネットワーク接続工場といった場面での大規模な導入を実現、バリューチェーンの高度化を後押しした。
 
消費者向けはモバイルイメージングやゲーム・eスポーツ、メガネ、タブレットPC、モバイルWiFi、モバイル5Gなど全ての応用場面のエコシステムで事業開拓を進めた。これにより、モバイルインターネット製品「5G MBB&FWA」(モバイルブロードバンド&固定無線アクセスシステム)の市場シェアは世界一を維持した。(新華社北京)

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