アディダス、7月~9月の売上高は約9400億円超 グレーターチャイナで軌道に戻る

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アディダス、7月~9月の売上高は約9400億円超 グレーターチャイナで軌道に戻る

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スポーツ用品大手のアディダスはこのほど、第3四半期(7~9月)の業績速報を発表した。為替レートの影響を除く売上高は前年同期比1.0%増の59億9900万ユーロ(約9480億円)、営業利益は4億900万ユーロ(約648億円)、粗利益率は前年同期比0.2ポイント上昇の49.3%となった。
 
同社はスニーカー「Yeezy(イージー)」シリーズの余剰在庫を販売したことが奏功し、本業が予想を上回る伸びを見せたと説明。2023年通年の業績予想を上方修正した。
 
同社の業績は今年に入ってから持続的に改善している。最も重要な戦略的市場の一つである大中華圏(グレーターチャイナ)市場では業績が成長軌道に戻った。同市場の第2四半期(4~6月)の売上高は前年同期比16.4%増の7億6600万ユーロ(約1212億円)と予想を上回ったのに加え、オフラインのすべての販路で2桁の伸びを実現した。上半期(1~6月)の売上高は前年同期比1.0%増の16億5000万ユーロ(約2610億円)だった。
 
同社によると、現地化を進めるには、「中国創造(クリエーテッド・イン・チャイナ)」が努力の重要な方向性になるという。今年9月には10億元(約200億円)を投じて建設した江蘇省蘇州市の自動化物流センターも稼働を開始、処理件数は1日当たり最大100万件を超えた。大中華圏市場での全体的な倉庫保管・配送能力の強化は運営効率を高め、中国の消費者により良いサービスを提供する上で有利に働くとみられる。(新華社北京)

アディダス、中国展開に強気 デザインに「中国要素」を意識

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