セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録
中国電子商取引(EC)大手のアリババグループが運営する企業間取引(BtoB)の越境電子商取引(EC)サイト「アリババドットコム」はこのほど、欧州のBtoB越境ECプラットフォーム運営会社ビザブル(Visable)の買収を完了した。ビザブルは経営の独立性を保ち、経営陣と組織構造も現状を維持する。アリババドットコムは買収により、欧州でのダブルブランドによる事業運営を実現し、複数のBtoB越境ECプラットフォームを通じて顧客層拡大を図る。
ビザブルは世界のBtoB-ECプラットフォームの先駆けの一つで、欧州では「WLW」と「Europages」の二つのBtoB-ECプラットフォームを運営し、英語やドイツなど多言語に対応している。アリババドットコムの張闊総裁は「今回の提携により、わが社はビザブルのBtoB越境ECサービス向上に対する支援を強め、欧州の中小企業がグローバルな取引のチャンスを手に入れ、成長機会をつかむことができるようにしていく」と語った。
アリババドットコムは10月末に「欧州館」を開設し、国別のきめ細やかな運営を通じて欧州での資源投入を拡大している。今後も欧州での資源投入を増やすとともに、ビザブル傘下のプラットフォームへの技術支援も続けるとしている。(新華社上海)
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録