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中国電子商取引(EC)最大手アリババグループの創業者、馬雲(ジャック・マー)氏の家族信託「JC Properties」と「JSP Investment」(いずれも英領ヴァージン諸島)が、11月21日付けでアリババ株を500万株ずつ、計1000万株を売却する。同月16日、米証券取引委員会(SEC)に提出された資料で明らかになった。
馬氏の家族信託が今回売却する1000万株は、アリババの米国預託証券(ADR)で、いずれもニューヨーク上場を果たした日の2014年9月19日に取得されたもの。
11月15日のニューヨーク市場で、アリババ株の終値は87.07ドル(約1万2900円)だった。これに基づくと、売却額は8億7000万ドル(約1290億円)となるが、17日にアリババ株は急落する。
今回の売却が明らかになった11月16日、アリババは23年7~9月期の決算を発表した。売上高は前年同期比9%増の2247億9000万ドル(約33兆3000億円)と好調だったが、市場の反応は厳しかった。
16日のニューヨーク市場で、アリババ株は約9%下落し、時価総額は2014億ドル(約29兆8000億円)に落ち込んだ。翌17日、香港市場での株価も10%下落した。
*2023年11月21日のレート(1ドル=約148円)で計算しています。
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