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世界経済フォーラム(WEF)は14日、「世界で最も先進的な工場」と称される「ライトハウス」の最新リストを発表した。新たに、製造施設「ライトハウス」21カ所と、環境の持続可能性への模範的な取り組みを行う施設「サステナビリティ・ライトハウス」4カ所が追加された。うち13カ所は中国に所在する。
中国車載電池大手の寧徳時代新能源科技(CATL)は14日、同社の溧陽工場(江蘇省常州市)が新たに認定され、寧徳工場(福建省)、宜賓工場(四川省)に続く3番目の「ライトハウス」になったと明らかにした。現在、世界のリチウムイオン電池産業で3か所しかない「ライトハウス」は、いずれも同社の工場だ。
中国太陽光発電大手の隆基緑能科技の嘉興工場(浙江省)も今回、新たにリストに追加され、世界の太陽光発電産業で初の「ライトハウス」となった。
中国家電大手の海爾集団(ハイアール)は今回、海爾合肥空調互聯工場(安徽省)と海爾青島洗濯機互聯工場(山東省)の2カ所がリストに追加された。同社は現在、「ライトハウス」8カ所、「サステナビリティ・ライトハウス」1カ所を有し、中国で「ライトハウス」の最も多い企業となった。
このほか、特殊鋼の中信泰富特鋼集団、セメントの華潤建材科技、新エネルギー車(NEV)の広汽埃安新能源汽車などのスマート製造大手の工場も今回、リストに追加された。
「ライトハウス」は、WEFが米コンサルティング大手マッキンゼー・アンド・カンパニーと共同で選定している。2018年の初回からこれまでに、世界の「ライトハウス」は153カ所となり、中国は62カ所で世界最多を維持している。(新華社上海)
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