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中国ネット大手の騰訊控股(テンセント)の幹部がこのほど、米メタから最新の仮想現実(VR)端末「Meta Quest 3(メタクエスト3)」に関する提携を停止する内容の文書を受け取ったことが分かった。事業を推進するなかで、細かい矛盾や考え方の相違があったことが理由となり、提携停止に至ったとみられる。中国メディア「VR陀螺」が伝えた。
テンセントとメタは2023年11月、テンセントがメタクエスト3の廉価版の独占販売権を得て、24年に中国で発売することで基本的合意に達した。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が同月10日に報じた。
メタクエスト3の廉価版は、メタクエスト2よりも高度な画像処理半導体(GPU)を搭載しているが、メタクエスト3よりも安価な光学レンズを採用し、価格を抑えた。
テンセントは22年6月、クロスリアリティ(XR)部門を立ち上げ、XR端末やコンテンツの開発準備を進めていた。しかし、それから1年足らずの23年2月、同部門が解散したとの報道があった。複数の関係者は当時、テンセントはXR端末の開発計画を中止したが、XR部門には少数のスタッフを残し、メタクエスト2の販売代理を進めていくとの見方を示していた。
(36Kr Japan編集部)
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