サイゼリヤ、低価格志向強まる中国で業績拡大。上海など400店弱展開 

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サイゼリヤ、低価格志向強まる中国で業績拡大。上海など400店弱展開

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グリルドポテトのチーズ&ホワイトソース13元(約270円)、グリルドコーン9元(約190円)、トマトの海鮮スパゲッティ16元(約340円)。中国の消費者が手頃な価格の食事を求めるようになっている今、日本発のイタリアンレストラン「サイゼリヤ」の業績が急速に拡大している。同社は2003年、中国市場に参入した。

サイゼリヤが発表した23年9~11月期決算は、純利益が前年同期の2倍となる27億円だった。最も好調だったのは中国市場で、中国を中心とするアジア事業の売上高は前年同期比26.5%増の198億3400万円、営業利益は同56.3%増の32億6300万円となった。

23年11月末現在、サイゼリヤは世界で1549店舗を展開しており、うち日本に1051店舗、上海市が156店舗、広東省広州市が163店舗、北京市が68店舗、香港が58店舗、台湾が21店舗となっている。

不景気はむしろ追い風。サイゼリヤ、コロナ禍の中国で一人勝ち

景気後退時は手頃な価格で楽しめる飲食店が人気を呼ぶ。中国風ハンバーガーチェーン「塔斯汀(TASITING)」も、リーズナブルな値段と独自のメニューが人気となり、3年間で4000店舗以上をオープンした。

店舗数はKFCの3倍、中国最大のフライドチキンチェーンが日本1号店【中華ビジネス戦記】

*2024年1月25日のレート(1元=約21円)で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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