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米スターバックスが1月31日発表した2023年10〜12月期決算は、売上高が前年同期比8%増の94億3000万ドル(約1兆3800億円)と市場予想をやや下回った。国際市場の既存店売上高は7%増となった。中国市場の既存店売上高は10%増となったが、客単価は9%減少した。
中国では、手頃な価格帯のコーヒーチェーン各社が割引キャンペーンを打ち出し、シェア拡大を競っている。一方のスターバックスは、地方市場への出店加速や積極的なデジタル化、新商品の開発、サプライチェーンの強化といった施策を通じ、中・高価格帯のコーヒー市場では圧倒的な強さを維持している。
同社は1月、中国市場では初となるコラボ商品を発売した。人気アニメ「大鬧天宮(大暴れ孫悟空)」とコラボした新商品は、スーパーヒーロー孫悟空やアニメのワンシーンをイメージしており、SNSなどで大きな話題を呼んでいる。
スターバックス中国事業の王静瑛・会長兼最高経営責任者(CEO)は「中国コーヒー市場の価格競争に加わるつもりはない」とし、今後も高品質かつ高収益な商品で持続可能な成長を目指す方針を明らかにした。
*2023年2月1日のレート(1ドル=約147円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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