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中国ネット大手の騰訊控股(テンセント)傘下のSNSアプリ「微信(WeChat)」運営チームは1月11日、2023年にショート動画投稿機能「視頻号(チャンネル)」で実施したライブコマースの業績を発表した。ライブコマースのGMV(流通取引総額)は22年の3倍、注文件数は244%増となり、GPM(視聴者1000人当たりの平均注文総額)は900元(約1万9000円)を突破した。
微信の運営チームは、これ以上の具体的なデータは公表しなかった。関係者によると、視頻号の22年のショート動画とライブコマースを合わせたGMVの総額は、約1300億元(約2兆7000億円)だったという。これに基づいて試算すると、23年のライブコマースによるGMVは3000億元(約6兆3000億円)を超えたとみられる。
視頻号は、テンセントに広告と電子商取引(EC)による新たな収入をもたらした。同社は視頻号の開発や運営などへの投資を増やす方針を明らかにしている。関係者によると、テンセントは視頻号の広告収入の目標を、24年は243億元(約5100億円)に設定したという。
順調にいけば、微信視頻号の広告収入は26年には500億元(約1兆1000億円)の大台を超え、微信のタイムライン機能「朋友圏(モーメンツ)」を上回り、微信の広告収入の柱になっている可能性もある。
*2024年2月5日のレート(1元=約21円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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