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電気自動車(EV)向け充電サービスを手がける中国の「能鏈智電(NaaS Technology)」が3月28日、2023年12月期決算を発表した。
23年の売上高は前年比245%増の3億2000万元(約67億円)、純損失は前年の56億元(約1200億円)から13億元(約270億円)に縮小した。粗利益は8876万元(約19億円)と前年の13倍に拡大、粗利益率は6.6%から27.7%に上昇した。
事業別の売上高は、エネルギーソリューション事業が1億8700万元(約39億円)で全体の58.5%を占め、充電サービス事業が1億2900万元(約27億円)で40.3%を占めた。充電サービスの提供件数は前年比75%増の2億1400万件だった。
能鏈智電は、中国の大手エネルギーサービスプロバイダ(ESP)「能鏈集団(NewLink Group)」傘下にあり、22年6月11日に中国の充電サービス会社としては初の米ナスダック上場を果たした。
同社幹部は24年2月に東京で開催されたセミナーで、今後3年で欧州や中東、東南アジアなど海外事業の売上高比率を5割以上に引き上げる方針だが、日本市場への参入計画は現時点では初期段階にあるとした。
*2024年4月2日のレート(1元=約21円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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