日本アニメ・漫画IP、中国ブランドライセンス市場に熱視線

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中国上海市静安区にある大型商業施設、上海静安大悦城(上海ジョイシティ)に3月29日、日本の人気キャラクター「ちいかわ」の中国で初めてとなるポップアップストアが登場しネットで話題となっている。
 
ちいかわはイラストレーターのナガノさんが創作した漫画「ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ」のキャラクターで、中国にもファンは多い。
 
中国の生活雑貨ブランド「名創優品(MINISO)」と提携した店舗では、多数の限定品を含む100以上のコラボ商品を発売する。初日は開店から10時間で売り上げが268万元(約5600万円)となった。期間は4月21日までで、その後市内の他の地区や北京などでも順次出店が予定されている。
 
ちいかわ以外にも、中国市場を重視する日本のアニメ・漫画IP(知的財産権)は多い。上海静安大悦城では3月22日、「NARUTO-ナルト-」のテーマ展「忍者之路」が始まった。29日にはバンダイナムコのアミューズメントスポット「一番くじ」のポップアップストアも再登場し、「名探偵コナン」や「ハイキュー!!」などの有名IPが勢ぞろいした。
 
日本のアニメ・漫画IPは、今後も高い成長が期待できる中国のブランドライセンス市場に大いに注目している。中国玩具・嬰童(ベビー・キッズ)用品協会が発表した「2024年中国ブランドライセンス産業発展白書」によると、中国に拠点を置く関連企業の総数は2023年に654社となり、ライセンス事業を展開中のIPは2500近くに上り、商品の小売売上高は年間1400億元を超え、ライセンス料は54億7千万元と6年連続でプラス成長を実現した。(新華社上海)

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