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中国電子商取引(EC)最大手のアリババグループは5月14日、2024年1〜3月期および3月期通期の決算を発表した。
24年1月〜3月期の売上高は、前年同期比7%増の2218億7400万元(約4兆7000億円)で、市場予想を上回った。一方、純利益は96%減の9億1900万元(約190億円)、調整後の純利益は11%減の244億2000万元(約5100億円)の減益となった。
主力のEC事業への投資拡大に加え、投資先の上場企業の時価評価に伴う損失が膨らんだことが減益につながった。投資を拡大したにもかかわらず、国内EC事業の売上高は932億1600元(約2兆円)と前年同期比4%増にとどまった。
24年3月期通期決算は、売上高が前の期比8%増の9411億6800万元(約20兆円)、調整後純利益が11%増の1574億7900万元(約3兆3000億円)の増収増益となった。
アリババグループは同日、取締役会が24年3月期の通期配当を承認したと発表した。配当総額は約40億ドル(約6200億円)。同社が通期配当を発表するのは2回目で、23年3月期の配当総額は約25億ドル(約3900億円)だった。
*1元=約21円、1ドル=約155円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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