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中国の市場調査会社、北京奥維睿沃科技(AVC Revo、奥維睿沃)がこのほど発表した「世界テレビブランド月次出荷データ報告」によると、2024年第1四半期(1~3月)は世界出荷台数トップ5のうち3ブランドを中国勢が占め、中国家電大手の海信集団(ハイセンス)系テレビは621万台で、引き続き世界2位を維持した。
1~3月の世界カラーテレビ市場の出荷台数は前年同期比0.8%減となったが、欧州など海外の重点市場はプラス成長を保った。85インチ、100インチの大型テレビ市場も高めの伸びを示し、製品の構造改善を促した。
奥維睿沃によると、ハイセンスは「自主ブランドの海外進出」と「ハイエンド製品の海外進出」、国際スポーツイベントでのマーケティング戦略を徹底し、それが大型テレビの販売台数増加と海外市場での成長につながった。1~3月のハイセンス系テレビの海外出荷台数は4.2%増え、特に欧州市場では35.9%増加した。85インチ以上の大型テレビ市場の出荷台数は49.7%増、100インチ以上では9.5倍となった。
中国市場ではハイセンス系テレビが大型化でリードしていることも明らかになった。1~3月の100インチ以上大型テレビの国内販売台数は4倍以上に増加したほか、100インチ以上では販売台数、小売販売額のシェアがそれぞれ37.0%、43.0%とともに3分の1を超え、市場での独走態勢が一段と鮮明になった。同時に、ハイエンドテレビ市場でのシェアも上昇が続いた。オンライン販売台数のシェアは5.9ポイント上昇の31.6%、実店舗では7.7ポイント上昇の43.0%に上り、オンラインと実店舗ともシェアは業界1位、シェアの上昇幅でも業界トップとなった。(新華社北京)
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