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中国のeVTOL(電動垂直離着陸機)メーカー「億航智能(EHang、イーハン)」は5月6日、同社の自律飛行型eVTOL「EH216-S」が、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビでは1回目となる有人デモンストレーション飛行に成功したと発表した。また、高層消防用の「EH216-F」と航空物流用の「EH216-L」も同国での初飛行に成功し、自律飛行型eVTOLが都市型エアモビリティ(UAM)のさまざまな場面で活用できることを示した。
eVTOL分野では現在、多くの中国企業が中東に注目し始めている。eVTOLメーカーの「峰飛航空科技(Auto Flight、オートフライト)」も5月6日、同社の無人航空機(UAV)で最大離陸重量2トンの「凱瑞鴎(CARRYAL)」がUAEでの初飛行を完了したと発表した。
EH216-SはEHangの主力製品で、世界初となるeVTOLの型式証明書(TC)に加え、生産許可証(PC)と標準耐空証明書(AC)を中国民用航空局(CAAC)から取得している。
日本では、2023年2月に大分県で初の有人デモ飛行に成功した後、24年3月には宮崎県延岡市、兵庫県淡路市、岡山県笠岡市で有人飛行を実施。これまでに12カ所での飛行に成功している。今年3月22日、茨城県つくば市に日本初の都市型航空モビリティ(UAM)センターも開設した。同センターは、EH216シリーズなどのデモフライト用飛行場や地上インフラ、メンテナンスセンターとして機能する。
(36Kr Japan編集部)
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