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中国の短編動画アプリ「快手(クアイショウ)」を運営する快手科技が22日に発表した2024年第1四半期(1~3月)決算は、売上高が前年同期比16.6%増の294億元(1元=約22円)だった。調整後純利益は前年同期(4200万元)の100倍を超える43億9千万元と、米ブルームバーグが集計したコンセンサス予想(31億9800万元)をはるかに上回り、第1四半期として史上最高を記録した。
売上高に占める事業別の割合はオンラインマーケティングサービスが56.6%、ライブ配信が29.2%、電子商取引(EC)などその他サービスが14.2%だった。ECの流通総額(GMV)は28.2%増の2881億元に上り、EC事業の成長にけん引され、その他サービスの売上高は前年同期の28億元から47.6%増え、42億元となった。
1~3月のアプリの1日当たりアクティブユーザー数(DAU)は5.2%増の平均3億9400万人で、過去最多となった。ECの月間購入者数は22.4%増の1億2600万人に上り、月間アクティブユーザー数(MAU)に占める割合は2四半期連続で18%以上を維持した。
共同創業者で最高経営責任者(CEO)の程一笑(てい・いっしょう)氏は今後について、ショート動画とライブコマースの組み合わせという強みを十分に発揮し、引き続きコアコンピタンスを強化、新しい成長余地を切り開く考えを示した。技術でイノベーションを駆動し、ユーザーと協力相手、投資家のためにより大きな価値を創出していくと強調した。(新華社北京)
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