バイトダンスのEC事業「Douyin EC」が絶好調、24年のGMV目標は90兆円弱か

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バイトダンスが運営する中国版TikTok「抖音(Douyin)」の電子商取引(EC)事業「抖音電商(Douyin EC)」は、2023年の流通取引総額(GMV)が約2兆7000億元(約59兆円)に達しており、24年の目標をその1.5倍にあたる4兆元(約88兆円)に設定したという。関係者への取材で明らかになった。

中国EC最大手のアリババグループの23年のGMVは7兆2000億元(約158兆円)、急成長中の拼多多(Pinduoduo)は4兆500億元(約89兆円)だった。抖音電商は24年、拼多多が23年に達成したGMVに極めて近い目標を設定したことになる。この点について抖音電商に確認したところ、「ノーコメント」という回答があった。

中国のビジネスメディア「晚点(LatePost)」は24年2月、抖音電商の23年のGMVは約2兆2000億元(約48兆円)で、24年の目標を3兆元(約66兆円)とする見通しだと報じた。これを受け、抖音電商の関係者はこれらの数字には信憑性がないとして報道を否定していた。

抖音は、独自のショートムービー・コンテンツとレコメンド・アルゴリズムによって、わずか数年で中国で最も人気のあるソーシャルメディア・プラットフォームの1つとなった。21年6月にはすでにDAU(1日当たりのアクティブユーザー数)が6億人を超えており、現在は8億人に達していると報じられている。

同社は20年6月、独自のEC事業部門として抖音電商を設立。多くのブランドが抖音電商を商品の宣伝・販売に効果的な場だと認識するようになったことが、現在の急成長につながった。

越境EC「Douyin EC Global」、中国”爆売れ”の起爆剤に。日本ブランドの参入が続々と決まるワケ

*1元=約22円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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