テスラ、百度地図のナビサービスを近く実装 FSDの中国投入に向け足固め

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中国ネット検索最大手の百度(バイドゥ)傘下の地図サービス「百度地図(Baidu Map)」は6月3日、最新のカーナビゲーションサービス「百度V20」が、間もなく米電気自動車(EV)大手テスラの車両に実装されると発表し、実際のテスト動画も公開した。

今回の協業は、テスラが自動運転システム「フルセルフドライビング(FSD)」を中国市場に投入するための前段階だとみられる。中国でFSDが展開できれば、同社の重要な収益源になる可能性がある。

テスラのイーロン・マスクCEOは4月末に電撃訪中。同日、中国自動車工業協会(CAAM)はデータセキュリティーの4つのコンプライアンス要件を満たす自動車メーカー6社と車種リストを発表した。テスラは唯一の外国企業としてリスト入りしている。その後、テスラが自動運転分野で百度と提携したと報じられていた。

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「百度V20」は高精度地図と測位技術によるナビゲーションサービスで、車両を目的地まで特定の車線へと正確に誘導し、誤ったナビゲーションやルートからの逸脱の発生を効果的に抑えることができる。従来のナビゲーションと比べ、精度や即時性が優れているだけではなく、複雑な交差点、特殊な道路標識、特殊な車線などでも的確なナビゲーション情報を提供することが可能だという。

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(36Kr Japan編集部)

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