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中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は、複数の自動車メーカーと共同開発した電気自動車(EV)など新エネルギー車に「鴻蒙智行(HIMA)」連合の名称を掲げて提供している。鴻蒙智行はこのほど、5月の販売(納車)台数が3万578台だったと発表した。
内訳は、自動車大手の浙江吉利控股集団(Zhejiang Geely Holding Group)と共同開発したEV「智界S7(Luxeed S7)」が3455台、自動車中堅の賽力斯集団(SERES)と共同運営するEVブランド「問界(AITO)」が2万7123台だった。AITOは「M5」「M7」「M9」の3車種を打ち出しているが、5月の販売台数はM9が1万5875台と58.5%を占めた。
M9は5月の販売台数で、50万元(約1100万円)以上の中国製高級車の単月販売台数で最高記録を樹立した。また、ファーウェイの自動車事業を統括する余承東氏はこのほど、M9は発売から5カ月で累計販売台数が9万台を突破し、中国製高級車の過去最高を更新したと発表した。
M9は3列シート6人乗りで、ピュアEVとレンジエクステンダーEVの2タイプがあり、いずれもファーウェイの高度運転支援システムを搭載している。新車種「M7 Ultra」と「M5」の改良版の納車も始まったため、AITOの6月の販売台数は4万台を超える見込みで、新興EVメーカーの販売台数ランキングでトップの理想汽車(Li Auto)に続き月間販売台数が4万台を超える新興メーカーとなる可能性が高い。
*1元=約22円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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