米クアルコム、中国スマホ「トランシオン」を特許侵害で印裁判所に提訴 

スマートフォン世界大手の中国・伝音控股(Transsion、トランシオン)は、アフリカやインドなどの新興国市場で急速にシェアを伸ばし、「アフリカのスマホ王」と呼ばれるまでに成長した。そのトランシオンが現在、大きな問題に直面している。

米半導体大手のクアルコムはこのほど、トランシオンが同社の非標準必須特許4件を侵害しているとして、インドのデリー高等裁判所に提訴した。トランシオンはその製品にクアルコムの特許技術を利用しているが、大部分の製品で特許契約を結んでいないという。

トランシオンは、クアルコムと特許契約についての交渉を継続し、最終的な結論を出すとしている。

同社は、 傘下の「TECNO」「itel」「Infinix」の3ブランドから携帯電話(スマホとフィーチャーホン)を打ち出しており、中国の競合他社との競争を避けるため、販売地域をアフリカや南アジア、東南アジア、中東、中南米などの新興市場国に集中させている。

アフリカの携帯市場を制覇した中国「トランシオン」、同国に注力しすぎない理由

米調査会社IDCによると、トランシオンは2023年の携帯電話販売台数で世界3位(シェア14%)、スマホに限定しても世界5位(シェア8.1%)に入った。アフリカのスマホ市場では4割強のシェアを握り、圧倒的首位の座を維持。インドのスマホ市場でのシェアは8.2%で6位だった。

「アフリカの携帯王」中国トランシオン、23年純利益は122%増 世界スマホシェア5位に躍進

(36Kr Japan編集部)

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