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中国では、電子商取引(EC)大手アリババグループ傘下の電子決済サービス「支付宝(アリペイ)」が新たに開発したタッチ決済システムが多くの都市に広まり、四川省成都市だけでも約1万店舗が導入している。
成都市のイトーヨーカ堂錦華万達店を7日に取材すると、スマホの支付宝アプリを開くことなく、また現在操作中のアプリを終了することなくNFC(近距離無線通信)対応のスマホで決済を済ませる人の姿が見られた。この方法なら電話で通話しながらでも支払いを終えることができる。
同店の寧凌副店長によると、タッチ決済の利用者は多く、顧客はレジに並ぶ時間が短くなっただけでなく、ポイントも加算されるという。「若者だけでなく年配の人も使っている」と話し、決済方法の革新が消費活力を刺激したことで客の流れも前年同期に比べ約2%増えたと語った。
成都イトーヨーカ堂の牧野耕治・董事兼営業本部統括は、イトーヨーカ堂が同市の百貨店の中で「アリペイタッチ決済」を最初に導入した企業だと紹介。成都にある8店舗全てで導入し、7月31日時点で約5万人が利用、決済総額は1千万元(1元=約20円)を超えたと説明した。
(新華社成都)
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