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米調査会社センサータワーによると、中国テック大手のバイトダンスが手がける動画編集アプリ「CapCut」は現在、MAU(月間アクティブユーザー数)が3億人を上回り、動画編集アプリで8割以上のシェアを占めている。また、モバイルアプリの2024年の収益はすでに1億2500万ドル(約180億円)に達したとみられる。
バイトダンスの張楠氏は24年2月、CapCut事業に専念するため、動画共有アプリ事業を運営する「抖音集団(Douyin Group)」の最高経営責任者(CEO)を辞任すると発表した。
米ブルームバーグによると、CapCutは急激に台頭してAdobeやCanvaからユーザーを奪い始めた。 CapCutは簡単に動画を制作できるよう合理化されたツールで、その特殊効果はバイトダンスが運営する動画共有アプリのTikTokユーザーに高い人気を誇る。 Adobeの動画編集ソフトはプロレベルの複雑な動画編集にも対応できるが、シンプルな動画編集であればCapCutの方が使いやすい。
米政府はTikTokに対する圧力を強め続けている。バイトダンスはCapCutの開発チームはTikTokとは無関係だと主張しているが、CapCutも米国で禁止される可能性がないとは言えない。米調査会社Data.aiによると、CapCutの米国でのダウンロード数は4470万回と、TikTokの4500万回に迫っている。
*1ドル=147円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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