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中国の高級電気自動車(EV)ブランド「極氪(ZEEKR、ジーカー)」が8月21日、2024年4~6月期決算を発表した。売上高が拡大し、赤字額が大きく縮小した。
売上高は200億4000万元(約4000億円)で、前年同期比58%増、前期比36%増と大幅に伸び、売上総利益率は17.2%に上昇した。純損失は8億900万元(約160億円)で、前年同期比で28.7%増加したものの、前期比では10.5%減少した。調整後純損失は前年同期比36.8%減、前期比57.2%減の8億6490万元(約170億円)となった。
納車台数は5万4811台で、前年同期比で約2倍、前期比で66%増加した。うち6月の販売台数は2万106台と初めて2万台の大台を突破した。1~6月の納車台数は計8万7870台となった。これまでの累計販売台数は30万台を突破した(7月末時点)。
ZEEKRは2025年、日本市場に参入する。日本経済新聞によると、ZEEKRは日本での新車発売に向け、日本の保安基準への適合などの手続きに乗り出す。車両の市場投入に先立ち、早ければ24年中に東京と関西にショールームを設け、販売網を整備する方針だという。
同社はコンパクトSUV(スポーツ用多目的車)「ZEEKR X」とMPV(多目的車)「ZEEKR 009」の右ハンドル車を製品化し、すでに香港やタイ、シンガポールなどの右ハンドル車市場に進出している。日本でもまずこの2車種を投入するとみられる。
*1元=約20円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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