ファーウェイ、スマホ事業の急回復で24年上半期は増収増益 スマートカー事業も着実に成長

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中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は8月29日、2024年1~6月の売上高が前年同期比34.3%増の4175億元(約8兆6000億円)、売上高純利益率は13.2%だったと発表した。売上高純利益率をもとに計算すると、純利益は前年同期比18.17%増の551億1000万元(約1兆1000億円)だった。徐直軍(エリック・シュー)輪番会長は「グループ全体の業績は予想通りだった」と述べた。

ファーウェイは事業別の売上高を公開していないが、スマートフォンなど消費者向け事業の急回復したことに加え、スマートカー事業やクラウド事業およびデジタルエネルギー事業の急成長が、増収につながったとみられる。

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調査会社Canalysによると、ファーウェイの24年1~6月の国内スマホ出荷台数は前年同期比55.2%増の2220万台だった。調査会社IDCによると、国内シェアは17.5%となり、首位に返り咲いた。

自動車事業も伸びている。公開されているデータによると、ファーウェイが自動車メーカーにスマートモビリティ向けの部品やシステムを提供する「鴻蒙智行(HIMA)」ブランドの24年1~6月の販売台数は19万4000台となり、市場全体の2%を占めた。

内訳は、賽力斯集団(SERES)と共同運営する電気自動車(EV)ブランド「問界(AITO)」が前年同期比679.5%増の18万1000台、奇瑞汽車(Chery Automobile)と共同運営するEVブランド「智界(Luxeed)」が1万3000台だった。

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*1元=約21円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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