アリババ、独占是正で「良好な成果」 中国監督当局が評価

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中国国家市場監督管理総局は30日、電子商取引(EC)大手アリババグループによる独占的な行為の是正について「良好な成果を収めた」との評価を示した。

同局は2021年4月、自社の出店者に対し競合するプラットフォームで出店などをしないよう「二者択一」を迫る独占的行為を行っていたとして、アリババグループに行政処罰を下し、行政指導を展開し、違法行為の停止を命じるとともに、全面的な是正を求め、コンプライアンスに関する報告書を3年連続で同局に提出するよう要求した。

同局はこの3年間、アリババグループに対する監督・指導を強化し、是正の実施状況を詳しく検査すると同時に、第三者機関に法執行の効果の評価を委託した。今回は、同グループが「二者択一」の独占的行為を全面的にやめ、自らの経営行為を厳格に規範化し、プラットフォーム事業者としての責任を真剣に果たし、プラットフォーム上の業者と消費者に対するサービスレベルを向上させ、是正業務は良好な成果を収めたと判断。ネット小売市場の環境が改善し、公平な競争の秩序が効果的に回復、市場発展の余地がますます拡大し、プラットフォーム経済の発展の質とビジネス環境が引き続き最適化されたとした。

今後は、アリババグループが経営の規範化を続け、コンプライアンスの質と効果をさらに高め、革新駆動型発展を加速し、サービスレベルを絶えず向上させ、世界一流企業の建設と国際競争力の強化に堅固な保障を提供するよう引き続き指導するとしている。

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(新華社北京)

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