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中国では中秋節(旧暦8月15日)を前に、月餅市場の熱気が高まりつつある。今年の月餅市場は、シンプルな包装、小さめなサイズ、健康的な材料の使用などが特徴となっている。今年の生産量は30万トン、売上高は200億元(1元=約21円)程度で、前年同期から横ばい、またはやや減少する見通しという。業界団体の中国焙烤食品糖製品工業協会がこのほど、「2024年中秋月餅産業動向報告」で明らかにした。
企業情報サイト「企査査」のデータによると、中国の月餅関連企業数は現時点で1万8900社に上る。月餅産業はこの10年で、包装の重視から月餅そのものを重視するように変化し、健康志向が新たなトレンドとなっている。月餅関連企業の新規登録数は23年が535社、今年1月以降が295社となり、8月は129社で年初来で最も多かった。企業数を地域別にみると、広東省が2168社で全国首位に立ち、2、3位は河南省と広西チワン族自治区が1689社、1666社で僅差だった。4位以下は山西省、陝西省、内モンゴル自治区などが続いた。(新華社北京)
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