中国EV「NIO」、24年4~6月期は販売台数急増で赤字縮小 今後は多ブランド展開に注力

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中国の新興電気自動車(EV)メーカー「蔚来汽車(NIO)」が発表した2024年4~6月期決算は、売上高が前年同期比98.9%増、前期比76.1%増の174億5000万元(約3500億円)の増収だった。純損失は前年同期比16.7%減、前期比2.7%減の50億4600万元(約1000億円)に縮小し、調整後純損失は45億元(約900億円)となった。新車販売台数は前年同期比143.9%増、前期比90.9%増の約5万7400台と大きく伸びた。

李斌・最高経営責任者(CEO)は4~6月期の販売台数が大きく伸びた理由について、まず24年モデルへの切り替えが完了して全ての製品の競争力が高まったことを挙げた。また、新車購入時にバッテリーをリース形式とする「BaaS」モデルを選択すると車両価格を割り引くサービスや、新車価格の引き下げも奏功したという。現在、新規ユーザーの8割以上がBaaSモデルを選択しているという。

李CEOはNIOの新ブランドについても言及した。20万元(約400万円)以下に価格を抑えたサブブランド「楽道(ONVO)」からは、9月19日に初のモデル「L60」が発売され、9月末には納車が始まる。また、第3のブランドとなる「Firefly」初のモデルも、25年前半には納車を開始する予定だという。

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*1元=20円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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