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中国電気自動車(EV)最大手「比亜迪(BYD)」の李柯・執行副社長は8月26日、米ブルームバーグの取材に応じ、将来的には同社の販売台数の半数近くを海外販売が占めるようになるとの見通しを示した。
BYDは24年の純電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)の販売台数を、前年の302万台から2割以上増やし、360万台とする計画だという。1〜7月の販売台数は195万5000台で、すでに目標の約54%を達成している。 同社の販売台数は依然として大半を中国市場に依存しており、1〜7月の海外販売は全体の約14%にあたる27万台にとどまった。24年の海外販売が50万台に達する見通しとなっている。
BYDは海外販売の目標を達成するため、欧州やアジア、南米で数十億ドル(数千億円超)を投じて工場を建設。現地市場にEVを供給しつつ、中国製EVに対する貿易障壁の回避を図る方針とみられる。
欧州連合(EU)は現在、中国から輸入されるBYD車に17%の追加関税を適用しており、米国やカナダも近く中国製EVに100%の追加関税を課す予定が明らかになっている。
*1ドル=143円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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