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大規模言語モデル(LLM)の開発を手がける中国の人工知能(AI)ユニコーン「智譜AI(Zhipu AI)」がこのほど、新たに数十億元(数百億円超)を調達した。出資を主導したのは、北京市海淀区政府が設立した投資機関の中関村科学城(ZGC Science City)。調達前評価額(企業価値)は200億元(約4000億円)だった。2024年に入ってから3回目の資金調達となる。
智譜AIの現在の株主構成は比較的複雑で、政府系投資機関のほか、高瓴資本(Hillhouse Capital)や啓明創投(Qiming Venture Partners)などの大手投資会社、アリババグループや騰訊控股(テンセント)、小米集団(シャオミ)などのテック大手、さらに石油大手サウジアラムコのベンチャーキャピタル部門「プロスペリティ7」も出資している。
米OpenAIが対話型AI「ChatGPT」を発表した22年末以降、世界中で生成AIの起業ブームが巻き起こり、中国でも大規模言語モデル(LLM)を手がけるAI企業が続々と誕生した。なかでも智譜AI、月之暗面(Moonshot AI)、百川智能(Baichuan Intelligent)、零一万物(01.AI)、MiniMaxの5社が、技術面でも資金面でも業界をリードする存在となっている。
智譜AIは19年に設立された清華大学発のスタートアップ企業で、中国語と英語に対応するLLM「GLM130−B」を提供。23年8月にはAIアシスタント「智譜清言」を、24年1月には性能を大幅に向上させたLLM「GLM-4」を発表している。
*1元=約20円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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