衣類を折りたたむ人型ロボットで注目、中国ベンチャー「Noematrix」が数十億円超を調達

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エンボディドAI分野のスタートアップ企業「穹徹智能(Noematrix)」がこのほど、エンジェルラウンドとプレシリーズAで計数億元(数十億円超)を調達したと発表した。資金は製品開発や市場開拓などに充てられる。

エンジェルラウンドの出資者は小苗朗程(Langcheng Capital)。プレシリーズAは石油大手サウジアラムコ傘下のプロスペリティ7および広発信徳(GF Xinde Investment)が主導し、創新工場(Sinovation Ventures)や璞躍中国(Plug and Play China)、MFundなども参加した。プロスペリティ7は中国での投資活動を積極的に展開しており、すでに20社以上に出資している。

Noematrixは23年11月、汎用型スマートロボット分野に10年近く携わってきた「非夕科技(Flexiv)」からスピンオフする形で設立された。設立後間もなく、エンボディドAIの大脳にあたる「Noematrix Brain」のほか、エンボディドAIの各種スキル開発プラットフォーム「AnySkill」シリーズを発表した。

同社は7月に上海で開催された「2024年世界人工知能大会(WAIC)」で、衣服を折りたためるロボットを披露した。このロボットは、高精度カメラや環境をモデル化する「世界モデル」を利用し、衣服の色やサイズ、素材などを自動で識別することができる。

今後は、小売や物流の現場でのピッキング、食材の処理、家庭でのサービス、科学教育などの分野で活用できるよう研究開発を進め、Noematrix Brainを最適化していくという。

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*1元=約20円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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