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アリババグループのクラウドコンピューティング事業部門「アリババクラウド(阿里雲)」は9月19日、年次テクノロジーイベント「Apsara Conference 2024」にて、新たに立ち上げた大型言語モデル(LLM)「Qwen 2.5」を世界のオープンソースコミュニティに公開したと発表した。
今回公開されたQwen 2.5は、100種類以上のモデルがオープンソース化されており、るテキスト、音声、動画などに対応するほか、コード(Qwen2.5-Coder)や数学(Qwen2.5-Math)に特化したモデルも提供される。5〜720億のパラメータサイズを持ち、ナレッジが強化され、数学やコーディングの機能がさらに強力になり、英語や中国語だけでなく日本語やポルトガル語など29以上の言語に対応する。自動車、ゲーム、科学研究などのさまざまな分野におけるエッジやクラウドにおける幅広いAIアプリケーションをサポートするという。
アリババクラウドが独自に開発したLLM群「Qwen」シリーズは、2023年4月に公開以来、世界中の開発者から支持を集めてきた。これまでにオープンソースAIコミュニティの主要プラットフォームである「Hugging Face」や、アリババの「ModelScope」などのプラットフォームで、4000万回以上ダウンロードされている。さらに、Hugging Face上では、これらのモデルからインスピレーションを受けて、5万を超えるモデルが作成されている。
また、アリババクラウドは強力なAIコンピューティング需要に対応するために設計されたフルスタックのインフラの刷新も発表した。新しいインフラには、コンピューティング、ネットワーキング、データセンター・アーキテクチャを強化する革新的なクラウド製品とサービスが含まれ、AIモデルの開発とより広範なアプリケーションを支援していく予定だ。
(36Kr Japan編集部)
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