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中国ファーウェイが発売した世界初の三つ折りスマートフォン「Mate XT」が、熱狂的な人気を呼んでいる。2万元(約40万円)近くという高価格にもかかわらず、ネット通販でも実店舗でも品薄状態となっており、一部の転売サイトでは10万元(約200万円)以上の値段がつけられている。
天風国際証券のアナリスト、郭明錤(ミンチー・クオ)氏は9月19日、サプライチェーンの最新調査に基づくリポートを発表し、Mate XTの2024年の予測出荷台数を50万台から100万台に上方修正したと明らかにした。ただし、9月20日の発売以降も需要が伸びるかどうかには注意が必要だと指摘した。
9月20日の発売に先立ち、ファーウェイは、Mate XTの予約台数はすでに600万台を超えていた。同社の余承東・上級取締役は、生産能力の増強を急いでいるが時間がかかりそうだとし、「消費者をお待たせしてしまうかもしれない」と述べた。
台湾の調査会社トレンドフォースによると、23年の世界の折りたたみ式スマホ販売台数は約1590万台で、全スマホ販売台数に占める割合はわずか1.4%で、24年も1.5%にとどまる見通しだという。
米調査会社IDCによると、2024年4~6月期の中国の折りたたみ式スマホ出荷台数は257万台で、うちファーウェイ製が107万台と41.7%を占めた。
*1元=約20円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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