米GM、車載電池に中国CATLの技術活用か TDKの米国新工場での生産に向け協議中

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米GM、車載電池に中国CATLの技術活用か TDKの米国新工場での生産に向け協議中

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米ゼネラル・モーターズ(GM)が、中国車載電池大手の寧徳時代(CATL)の技術を利用した車載電池の調達に向け、具体的な協議を進めていることが分かった。米ブルームバーグが報じた。

この車載電池は、日本の電子部品大手TDKが米国南部に建設を予定している新工場で組み立てられる見通しだが、協議は継続中で、最終合意には時間がかかる見通しだという。実現すれば、GMは米国内で生産された低価格な車載電池の調達が可能になるだけでなく、米政府が打ち出す関税政策の影響を回避できる。

GMと競合するフォード・モーターは2024年2月、CATLの技術ライセンスを取得し、建設を予定している新工場で車載電池を生産する方針を明らかにした。GMとCATLとの関係も同様で、CATLが生産ラインやサプライチェーンの構築、生産設備の調整、製造プロセスの管理を担当し、GM側が経費の全額を負担する。CATLは新工場の株式を保有せず、ライセンス料やサービス料で収益を確保する。

中国CATL、フォードのバッテリー新工場に技術提供 規制回避し米国進出へ

(36Kr Japan編集部)

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