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中国電気自動車(EV)大手「比亜迪(BYD)」の従業員数が90万人を突破し、中国本土の人民元建て株式市場(A株市場)に上場する5300社余りで最多となったことが分かった。同社のブランド広報部門責任者、李雲飛氏が自身のSNSで明らかにした。
BYDの従業員数は、2023年12月に70万人を超えてから、わずか1年足らずで20万人増加した。また、研究開発部門の従業員は11万人近くとなり、世界の自動車メーカーで最多となった。
中国企業連合会と中国企業家協会が発表した「2024年中国企業上位500社」によると、BYDの研究開発費は395億7500万元(約8000億円)で、ファーウェイ、アリババグループ、中国建築(CSCEC)に次いで4位に入った。
BYDは24年4~6月期の販売台数が前年同期比40%増の98万台に達し、ホンダと日産を抜いて世界7位の自動車メーカーとなった。競合他社が人員削減を進めるなか、BYDは需要の高まりを受けて人材採用を継続し、自動運転、コネクテッド技術、電池の各分野に多額の資金を投入した。
同社は大学新卒者の就職を支援し続けており、過去2年で新卒者5万人近くを採用した。景気が低迷するなか、中国政府は一貫して雇用機会の創出に注力している。 中国国家統計局のデータによると、24年8月の若者(16~24歳、就学生を除く)の失業率は2カ月連続で上昇し、前月比1.7ポイント増の18.8%と今年最悪の水準を記録した。
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(36Kr Japan編集部)
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